第2回 やっぱりあいつが帰ってきた
冒頭ナレーション(日本語吹替)
「無法が支配するニューヨークの街・・・あの漢が帰ってきた!
ポールカージー。12年前、ストリートギャングのような通り魔に妻を殺され、娘を犯された。
あの時と同じだ!否、違う!街のダニ共はもっと凶悪に傍若無人に街中を荒らし回っている!(ここから火炎瓶が飛び交う凄惨なNYの様子などが)・・・無力の警察にはもう任せておけない。悪を狩り、正義を行なうのに理由はいらない。
奴等は俺が処刑する!驚異の破壊力を込めた475ウェルディーマグナムが火を吐く時が来たのだ!!
俺が掟だ!
炎の怒りに包まれて・・・やっぱりあいつが帰ってきた!」
>
冒頭の次元大介ナレーション、惨憺たるNYの惨状、悪党共とブロンソンの映像からただならぬ映画というものを予感させます。
小学生の頃、NYのベルモントて所はなんて怖いところなんだと、震え上がったほどです。
前作前々作「狼よさらば」 「ロサンゼルス」を観てなくても大丈夫です。
狼よさらばの時はハービー・ハンコックが音楽を担当していましたが、今回はジミーペイジで、軽快なリズムを醸し出してくれてます。
12人の怒れる男やティファニーで朝食を に出てたマーティンバルサムが退役軍人として登場していたり、カージーをすぐに不当にブチ込む警察署長にエドローターだったり留置所にダニー・トレホがいたりたまらん配役ですが、署長の無茶苦茶な行動、カージーや悪党(出てくりゃ9割、作中背後で「アヘーイ、フッフフー、ヘヘヘ、ヒャッハー」言ってる)のセリフやいきりたった演技、吹替も見ものでしょう。
「覚えとけ、ココじゃ俺だ」~カージーを殴りつけたフレイカーから
「今度会うときは・・・一発でケリつけてやる」~同じくフレイカー
「歯だ」~悪党を罠で撃退し、板に付着した物体を眺めたカージー
「ここで何かやりたければ、やれ。・・・俺は知らん」~署長(すぐ前に貴様がなにかすることは許さん、と言ってたが・・・)
「(人の家に無断で押し入り)集金に来てやったぜぇ」~街のダニ
「ヨウ!5ドルよこしな!ヘヘヘヘヘ」~街のダニ
「出てきた。ケリ、ツケてやる」~フレイカー
「チャーリーのダチかぁ?死んだやつのことなんかほっとけよぅ。必ず死ぬぜ?お前もなぁ」~フレイカーの電話
また、唐突な行動に思わず吹き出してしまう場面が多数存在するため、もう一度、今一度見返すことを進言いたします。
当時、淀川長治氏の洋画劇場で淀川氏はブロンソンを「ま~なんというブサイクな顔!」(バトルガンM16だったか?)とニコニコしながら解説されておりましたが、ドハマリする顔ですわ。アラン・ドロンの脇役で脚光を浴びるわな。
またキンボール=ポールカージーの声は大塚周夫氏しか想像できない。
こんな街にもタクシーは大量に走ってるんですが、盗まれたタクシーなんでしょうか・・・でも女弁護士はタクシーだし、カージーも最初タクシー・・・タクシーの運ちゃん命がけだね!
charles bronsonてパワーバイオレンスのバンド
しか知らない、って人はデスウィッシュシリーズ見とけば問題ないでしょう。
チャールズ・ブロンソンの魅力はスーパーマグナムで!
次回は本作品の留置所にいたダニー・トレホの何かの映画を紹介できたらいいなぁ。
あまりに多いので、最近ので考えます。
Tシャツ販売しております。